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新作「大正霊能科学奇談〜我ら、玄洋に眠る有象無象なり〜」を公開しました。

こんにちはこんばんは、小谷です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
私はまぁまぁ元気です。夏は暑いので、なにをするにも集中できず、冷えた部屋でコンビニ弁当を食べて映画を観る生活を8月頭からやってまして、なんと、中旬に体調不良を起こしました。
このご時世なので、むやみに「体調不良」と言ってたら心配かけてしまうなぁと思いつつ、SNSもろくに見ないで仕事して帰って寝る生活をしていたので、これは紛れもなく体調不良でしょう。健康診断までには快復しましたが、なんとなく血液が足りない気がしたのでしばらく鉄分入りジュースが手放せなかったです笑
毎年の健康診断では採血に手間取るんですが、今回は担当の方の素早く的確な判断により、すんなりと採血を終えることもできました。
「良かったですね!すぐ終わりますよ〜。あ、お顔が明るくなりましたね〜」と言われて苦笑。
これが(職場以外の人と)久しぶりの人間らしい会話でした。
そんな感じで、なんとか生きてます。

さて、実は6月が始まってから私は新しい物語でも書いてみようかなと思いたちました。
大人の女性むけの、淑やかな文章で、文学的な物語を書くべく筆をとってみたものの、あの迷子から抜け出せずにいたので、どうでもいいことを深く深く考え込んでしまいました。
私、そもそも女性むけの小説を意識したことがないのでは?
女性むけとは。
なにしろ、私自身が普通ではない(個人的見解です)ので、難しく考え込みました。
たぶん、イケメンが出てくるといいんだろうなーと。イケメンってなんだ。
美少女や美女ならすぐに思い浮かべられるんですけどね…イケメンって私の中では難しいんですよね。「イケメン」という言葉がそもそも苦手なのもあるんですけど、最初に「イケメン」だと設定してしまったら書いてる途中で「こいつ、イケメンか?」と疑ってしまうんですよね。顔の造形のことを指すなら、ますますこの「イケメン」がなんなのかわからなくなります。なにをもってして「イケメン」なのか。顔のパーツの組み合わせ次第ではかなり変わるじゃないですか。
よその創作ならすんなり受け入れちゃうのに、自分が書くとなるとこの定義がわからないので無責任じゃないかと思っちゃうわけです。
美女像はすぐに浮かぶのに。黒髪ロングの白肌、キリッとした目尻で、寒色がよく似合う人です。ちなみに、健康診断の担当の方は美女でした。

話が逸れました。
そんな感じで、大人女子に寄り添う小説が書けないことに気がついた私は、創作意欲が枯れてるような気がしました。要するに、やる気がなくなったということですね。
8月中旬まで不摂生な生活を送ってしまい、結果、体を壊すという。
あんまり考えなくていいのかもしれませんね。楽しくできたらそれでいいのに、時折つまづくときは大抵この「どうでもいい悩み」のせいです。
性質上、目標がないと達成できない優柔不断なので、ある程度の目標を掲げないと創作もままならないし、気を抜いて楽しくやるというのは正直無理なんですよね笑
というわけで、気を抜いて思うがままに好きなものを書いてみよう!と思い立ったらできたものが(気を抜くにしては)かなり手の込んだものになりまして、調べ物が半端ない時代ものに手を出しました。
ここで、上記の「大人の女性むけの、淑やかな文章で、文学的な物語」を意識したはずのものでしたが、いざ書いてみて一章を書き終えてみれば、予想とはまるで違うものが生み出されてしまいました。
いや、なかには私のような女性もいるはずだし、そうなれば女性むけなのかもしれないんだけれど、私にはこれがあの条件を満たしているのか判断できないので、一章を書き終えてから早々に匙を投げました。
でも、作者に見放されたら彼らはどこにも行き場がないわけです。私、これを書くために現地まで行ったし、資料もかなり買い込んだし、なんならこれを書くためにどんだけ時間を費やしたのかとあれこれ言いたくなるくらい手をかけてます。三ヶ月、向き合った結果がこれだというのか。それじゃああまりにも惨めです。端的に言えば(私を含め)かわいそうだと思いました。

かわいそうな物語です。
作者に見放されてもなお生き続けてます。
そんな時間を経て、本日、ようやく公開に踏み切りました。別件の作業の片手間、のんびりと気を抜いて書いていくので、どうぞよろしくお願いします。

本作は、私が書いてきた物語のキャラクターがカメオ出演します。まぁ、ほとんどが「天神さま」からの続投です。舞台は大正時代の福岡。続投というよりも過去編じゃないかと。続編ならぬエピソードゼロですね。
ぜひ、よろしくお付き合いください。


「大正霊能科学奇談〜我ら、玄洋に眠る有象無象なり〜」
▶︎ https://kakuyomu.jp/works/1177354054912409549
大正二年。潮風が捲き上る黒海の地、福岡・生の松原で、奇術師の一色天介は窮地に陥っていた。奇術を「魔法」だと偽って露天商をしていたのだが、どうにもうまくいかない。挙句、一人の客から「インチキ」だと言われてしまう。その客は一見、利発そうな学生で、名を後藤祥馬という。彼は「人の未来が視える」らしい。
そんな彼を尾行し、正体を暴いてやろうと仕掛けるも、一色はとんでもない事件に巻き込まれてしまうのだった。


タイトルが堅苦しいですね。「有象無象」で覚えてもらえたらと思います。

以上、新作公開のお知らせでした。
みなさん、引き続き体調面には気をつけてお過ごしください。私も気をつけます。

2件のコメント

  • 5分後に失われる恋、書籍で読みました。尊敬できる方からの応援は励みになります。体調第一でお体にお気をつけてください。
  • 響ぴあの様
    コメントありがとうございます。
    5分後に失われる恋ですか!ありがとうございます…!恥ずかしいやら嬉しいやら。
    今回のコンテスト、積極的に投稿されてるので見習わねばと思いました。展開が読めなくてワクワクしました。
    お気遣いありがとうございます。響さんも体調にお気をつけくださいm(_ _)m
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