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「怪機―九尾妖華伝―」 三十一幕 予告

 ある若者が一匹の亀を助けました。
 亀は助けて貰ったお礼に彼を海にあるという竜宮城に連れて行きました。
 その竜宮城の主である乙姫も若者を気に入り城を挙げてその若者をもてなしました。
 されど若者は故郷が恋しくなり地上へ帰ると言い出しました。
 乙姫は帰ろうとする若者に一つの箱を渡しました。
 若者が地上に戻ると彼の故郷は見る影も無く、そして彼を覚えてる人もいませんでした。
 若者は大層悲しみましたが乙姫に渡された箱を思い出すと開けてみる事にしました。
 すると箱の中から煙に包まれ若者は老人となってしまいました。
 やがてその老人は千年を生きる鶴となり、やがては神となりました。
 めでたしめでたし。

 ―本当に?

 5月12日公開

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