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漢柳の簡単なルールについて

 初めまして。壬生葵と申します。
 ここでは私が勝手に提唱している漢柳という漢文の詩形について簡単な紹介をしようと思います。
早速ですがルールについては以下の通りになります。

・字数と句数
 1句につき5文字か7文字で統一する。(所謂漢詩の詩形で五言か七言かにするということ)
 句数は4句の絶句か8句の律詩の形をとる。
 句の切り方は従来の漢詩に則る。(五言なら○○+×××、七言なら○○○○+×××)

・音韻について
 五言では偶数句、七言では初句と偶数句で押韻する。
 原則平水韻に基づくが、母音(中国語での読みで)を合わせる程度でも押韻しているとみなす。
 平仄に関する規則は完全に無視してよい

・その他
 1作に同じ漢字を複数回使わない。
 8句ならば対句の形をなるべく取る。
 詩語以外の現代語も使用してよい。
 起承転結を意識する。

 大まかにはこのような緩い縛りで作っています。漏れがあれば随時記載していきます。

 漢詩の作詩はパズルのように決まった言葉を当てはめていく作業に近いと思います。その中でもう少し自由に作りたいと考え、このような形式で作るようになりました。
 漢文の短形詩というとあまり世間にはメジャーではありませんが、漢俳(かんぱい)、漢歌という漢詩と俳句、短歌を合わせた詩形があります。それも良いのですが五言と七言のリズム感が個人的に好きだったので、やってる人がいないなら勝手にやろうということで漢柳を作り始めました。
 私自身は詩に造詣があるという訳でもなく、自由に作っているので他の方にも気軽にこの漢柳を作っていただければと思います。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。以上。

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