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今年もおわり 

話を書く時の、最初の言葉がすきです。
うすぼんやりとした話のイメージを文字にしていく、きっかけの出だし。
そこから想定している、いくつものポイントへ到達するための何かしらの言葉。
ぐっちゃぐちゃになって転がって、最後までなんとかして書ききるってのが、楽しい。

黒澤短編書きあがってないけど(頭の中で最後まで終了した話を文字で起こすのがめんどくさい)、SFシリーズ4作目の冒頭だけ書きました。いつも、なんとなーく書き出してみて、進んだらそのまま続けてみるって感じです。当然ごっそりボツになることもあります。

それと並行して、日向洋子&伊野田の番外編『ハードボイルドセレナーデ(仮)』の構想を考えてます。前から書きたかったやつ。こちらの番外編はちょっとアダルトでバイオレンスみが強いものになる予定です。2つの話が若干被るところがあるかもしれないので、同時進行になるかな。
ちなみに話のタイトル決めるときは「なんとなくの思いつき」が多いですが、それをネットで検索して出てこないやつ、にしてます。ハードボイルドセレナーデで検索したら完全一致はなかったけど、関連でレズ系AVがでてきました。

書く時は映画の撮影を意識しています。カメラワーク、距離、視線、とかいろいろ考えます。頭の中でキャストという登場人物を配置させ「アクション」の合図で動いてもらう。当然NGもでます。どんなロケーションかもけっこう考えます。
なんとなくですけど小説って、「すでに編集されて出来上がった映画を字面であらわす」みたいなイメージなので、自然とこういう意識で書くようになりました。

シリーズ4作目は『スティールライフ』の最後なので、話の落としどころと、新章(ほんとに書きたかったやつ)への流れをつけなきゃいかんので、めんどくさいです。でも、楽しいね。書くのって。

全然関係ないけど、アクション書くのにキックボクシングは大いに役立つと実感しました。当たれば痛いし、疲れるし。体張った仕事はしたくないなと思いました。サンドバックを課長と思って蹴ってます。

また来年。

2件のコメント

  • 今年もお疲れ様でした。
    (と言っても私はカクヨム4ヶ月生だけども)

    『書く時は映画の撮影を意識』

    久納さんの作品を読んでて、これ、すごいわかります。

    あまりアクションやSFを活字で読むことがないのだけれど、なんで言うんだろう。
    スティールライフの実態感、3D感、ダイレクトに感情が言葉に乗らないダイアログの雰囲気は、私の大好きな洋画っぽくて、すごく好きです。

    とは言え、スティールライフの新作、急がないでください。
    この年末年始で、タイムリーな連載まで追いつくから!
  • ありがとうございます〜!
    続きは超スローペースで書いてきますので、ごゆっくりお楽しみ下さい!
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