きょうじゅ

お待たせいたしました。結果発表のお時間です。
偽教授美顔杯、グランプリ作品は

武州の念者さんの『いれずみ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895091626
に決定です！

今回の題の解き方として、
「登場人物Aが美しい」ということを単に描写するのみならず
「登場人物Aが美しい」がゆえに
「登場人物Bはこうこうすることになった」と持っていく、
という形が散見されたわけですが、
耽美な美しさで凄腕の彫り物師の心を狂わせる少年の描写は
応募作品の中で群を抜いていたと思います。というわけで、グランプリです。

では残りの作品の講評いってみましょう。

『鹿と女郎花』
作者 深恵　遊子さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895094007

大学生の恋愛を描いた作品ですね。現代恋愛小説としての出来は
決して悪くはないと思いますが、今一つ出題のテーマからは距離があったかなと。

『僕らが知っているあの人について』
作者 あきかんさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895129429

ごめんなさい、正直何がなんだかさっぱりわかりませんでした。

『摘みわすれた花』
作者 青瓢箪さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895445213

戦争は女の顔をしていないという類の話ですね。
美しさの描写はかなりのものですが、ちょっと直截ではあったかな。

うつくしきもの
作者 霧崎奈波さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895140811

今回随一の変化球。しかし正直、ボール球です。

眠りの果て
作者 夏野けいさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895751757

いわゆる『眠り姫』ですね。
筆力・描写力は今回でも随一の部類ですが、
正直に言うとオリジナルで勝負してほしかったというところはあります。

君と紡ぐ夏の夜
作者 一葉らいさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896480365

これも男色もの。
男なのは別にいいんですが、普通の恋愛ものに近いテイストだったかなと。

では以上になります。
みなさまご参加ありがとうございました。

お疲れさまです。
講評をありがとうございました！　再話のまねごとをやってみたくて、つい出してしまいました。なかなか難しかったです。
また機会がありましたら参加させていただきます。

ご講評ありがとうございます。
言われてみたら確かにそうですね！
参加させていだたき、ありがとうございました！