ご無沙汰しております。
残暑厳しい中、いかがおすごしでしょうか?
執筆を続けていますが、ノートPCのキーボードの調子が悪く、外付けのキーボードを購入しようか迷っています……。
さて、本日は、わたしが尊敬する、陽澄すずめさまの作品『無神論者たちの唄』のFAを描かせていただきました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883735343陽澄すずめさまと言えば、最近では、樹神探偵シリーズが特に人気ですが、以前はよくSFを書いていらっしゃったようで、それもまた面白い作品ばかりです。
『無神論者たちの唄』も、数ある名作の1つです。
舞台は日本ですが、帝国軍が統治し、ポスト・アポカリプスを髣髴とさせるような、治安の悪化した世界。
序盤は、負傷して生死の境を彷徨い医療によって命を救われたとある自衛隊員と、その医師、それから医師の娘の看護師が登場し、一見すると平穏な様子が描かれますが、徐々に、医師らの身に危機が訪れ、命を狙われてしまいます。
狙われる理由はよく分からないままに、医師の指示で、研究施設のある装置に入り入眠して、危機を回避することに……。
そして、時は流れ、特殊工作員のキッカが登場します。
序盤の導入編の謎が、本章で活躍するキッカたちの行動で次第に明かされる展開となっています。
伏線回収続きのストーリーも素晴らしいですが、何と言ってもキッカ(イラスト左)が強く魅力的です。孤高の格好良さと表現すべき、クールで抜かりない女性で、淡々と任務を全うしていきますが、その背景に潜む悲しい過去。
驚くべき真相は、その目でお確かめください!
思わず目を背けたくなるようなシーンもありながらも、それも不可欠な物語のパーツの1つ。それゆえ、読者のハートはきっちりと掴んで離しません。
同僚のソウマ(イラスト右)との掛け合いも実も絶妙で、いいですね!
本当におすすめです!!