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【んむー……】イベントとしては普通なんだろうけど、俺の目的には……

 去る六月十一日、神戸市西区高塚台で開催されたバスまつりにお邪魔してきました。
 バステクフォーラムが業界関係者メインのイベントなのに対してこちらは普通のイベントなので客層に大きな違いがあって、家族連れが多かったです。あと駐車場問題がね。

 ちなみにビールは容量は確認してないけど五百円でした。PETボトル入り飲料は三百円。隣に業務スーパーがあるのに超絶ぼったくり価格というか、隣で仕入れたから高いのだろうか?
 なお、俺は車で行ったから飲んでません。出店も普通にあったので、本当に一般向けのイベントだったんでしょうね。

 俺は最新の燃料電池車とか電動バスには興味が無くてとにかく古いのが見たかったのですが、京都バスさんのが一番古そうな感じでした。
 京都バスさんに中古車としてやってきてから二十年経つらしいので。
 ただタイヤはチューブタイヤじゃないので、そこまで古くはないです。あとスペアタイヤもありません。
 
 俺がチューブタイヤ&スペアタイヤ搭載にこだわってるのは『スペアタイヤを取りはずしてタイヤを取り除いてホイールだけを焚火台にする』ためなので、逆に言えばほかの手段が見つかればチューブタイヤである必要は無いんですけどね。
 タイヤチェーンを山盛りにするか、なにかの方法でタイヤチェーンをハンモックの様に吊るしてその上で火を焚くか……でも重量がなあ。

 というか、あんまり古くしすぎても現実味に欠けるんですよね……就航後ン十年という設定にしても、そんなポンコツが走行に耐えられる状態にメンテナンスし続けられるかという問題があるんです。
 俺が整備屋にいたときの経験からすると、消耗品のゴム部品を交換出来ない客層には二種類いました。
 1.しぶちん
 2.部品が生産中止
 前者はただ単に自分の商売道具にかける経費を惜しむけちんぼなんですが。いわゆるボールジョイントブーツというやつで、車体の上下動や左右揺動、ハンドル操作による位置関係の変化に対応するためにロアアームその他のロッドやスタビライザー等に組み込まれたボールジョイントを水や塵埃から保護するためのものです。
 乗用車の場合はブーツだけ交換出来るんですが、二~三トンのトラックになると錆びなどを考慮してジョイント、もしくはアームごとの交換になって費用がかさむためか、俺の勤め先ではブーツにひび割れが出来ると黒色ボンドで埋めるということをよくやってました。お世辞にも褒められたことではないですが。
 つまり乗用車の場合はメーカー純正のブーツが無くなってしまっても元々の生産メーカーなどから出ている共用の可能なアフターパーツでどうにかなるのですが、小型トラックより大型のバスの場合はブーツだけの交換というのはおそらく部品がガチで無いのです。生産中止になってしまえば補修の手段は失われます。
 というわけで、俺の脳内イメージは三、四十年前のバスなんですけど、そんなもん田舎の中小バス会社が長期間維持出来ると思えないとのことで。かといってホイホイ新車を購入することも難しいでしょうからね……
 どうしたものやら。

 で、神戸やら三木やら行くときにはたいてい帰りにイカリヤに寄って帰ってくるのですが、またいろいろと買ってきてしまいました。
 ずいぶん古いナイフですが昔作家の柘植久慶氏が携わってた柘植アタック・サバイバルとアタック・フォルダー5。
 昔柘植ナイフが事件に使われたときに販売会社の北正が一時的にでも販売を自粛しなかったのが世間の批判に晒され、結果一気に柘植ナイフ自体の生産と販売を取りやめてしまったという経緯でかなり昔に生産中止になりました。
 さて、それがどんな事件かはわからないんですけど、世の中ってナイフは叩いても包丁や車が事件起こしても叩かないよね。飯塚幸三の事件でプリウスそのものが叩かれてる例は見たことがありません。
 個人的には用件があって電話したときの従業員の態度がとっても気に入らなかったので北正自体にいいイメージが無いのですが、まあそれは置いといて、アタック・サバイバルは今でいうカイデックスシースが主流ではなかった時代なのでレザーシースです。またストライダー登場前なのでハンドル構造もなかなか複雑ですが、これはこれでとても持ちやすいです。
 フォルダー5のほうは柘植氏が海外に行ったときの自分用にデザインしたとの触れ込みで、『拘束から脱出することを想定して』ロープカッティング・セレーションが設定されています。拘束される状況になったらナイフなんか真っ先に取り上げられるじゃんという突っ込みは、もちろん俺も思いました。
 ただ、今どきのナイフに比べるととても安いです。多少のレートの差を考慮しても。

 一番下のはラスィ・ザボというデザイナー――昔ナイフマガジンでUUK二挺持って腕立て伏せしてた人です――がTOPSに作らせたナイフ。ザボにしては普通です。
 TOPSはアメリカのナイフメーカーファクトリーで、二十年近く前にトム・ブラウン・ジュニアという人のデザインしたトラッカーというナイフで話題になりました。
 その販促のために作られたのがハンテッドという映画なんですが、映画自体は面白いのにトミー・リー・ジョーンズ扮する主人公がある罠全部に引っかかったり、わざと作動させたりしてるのがアレな感じでした。ナイフファイティングのシーンは派手さが無くて非常に良かったですが。
 機会があったら是非お手に取ってみてください。たぶん中古屋で置いてたら二束三文です。

 あとはストライダーのZippo(三個目)。色違いということで、三個仕入れたすべてが俺のところへ。煙草吸わないのになにに使うんだとセルフ突っ込み。
 でもいいんだよねえ。

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