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明けすぎて

墨色です。

サポーターの皆様、期待された作品の更新や、お返事出来ずすみません。

年始から市の仕事や学校の卒展に向けた追い込みや別プロジェクトの話など立て続けにありまして…。

しかも今年の元日は忘れられない日になりましたね…。

被害に遭われた方には義援金を煽るのではなく、政府は可及的速やかに支援をするべきです。

そうなんです。

結構ブルーでした。

特に地震なんてこの災害大国の日本でいつどこで起きるかわからないのに故郷から移住したらとか言う人とかに結構腹立ちました。

ダムで沈む村みたいで。

それはでもまだまだ昭和で、治水とか水害とか安定した電力とかのためだと思えるからまだ理解は出来ますが、人の営みを何だと思っているのかと。

そもそもこんな荒ぶる神しかいない国など、分散して発展させるのが普通だと思うのですが…。

東京だけメガロポリスなんて地震ない国でもしないのに。

あ、韓国があったか。ソウル県とか北の飛翔体で一発アウトなのに人口の50%くらいいますよね…。

ほんと仲良しですね…アジアカップみたいに。

そんなブルーな中、古い知り合いがふらっと尋ねてきたんです。

随分と年上ですが、気軽に話せる彼に懐かしく思いました。

最後に会った時はおよそ10年前。パートナーさん?を見つけていたし、おそらく結婚したかなと思い聞きました。

『パートナーさんとは結婚したの?』

『いや、してない。けどいまから待ち合わせしてる』


どうやら我が街のイベントに遊びに来たようでした。


『へー。まだ続いてたんだ。しないの?』

『…結婚はした』

『…うん?』

『パートナーさんじゃない人と結婚した』

……なる…ほど?

『…へー、…どんな人?』


するとスマホを出してきました。

そこには金髪、天然ソバージュ、碧眼で細身の、なんかこう、漫画だとそばかす塗れで面長でメガネかけてそうな感じの女性が映っていました。

『ハンガリー人……』

『へー…』

いや、国際結婚自体は珍しくはないだろうけど…でもどゆこと…? パートナーさんは? 僕まあまあお土産とかいただいたし、よくしてもらったんだけど…

しかもなんだか楽しく無さそうだし…。

詳しく聞けば彼女がコロナシーズンで働けず困っていた時に出会ったのだそうな。そしてパートナーさんには知られずに籍を入れ、ハンガリー嫁とは別居、パートナーさんとは半同棲状態だとか。

しかもハンガリー嫁はドイツ語とハンガリー語しか話せず、日本語は喋れないのだそうな。しかも一度も夜の営みなしだそうで家賃のみ支払っているのだとか。

しかも四年。

そこにどんなコミュニケーションがあったのかはわからないが、何やってんだこの人…。

そういうのは昔からフィリピンって決まってんだよ。

俺の親父みたいに。

違う違う。

しかし、昔からナナメ上をしれっと泳ぐ人だったけど、どうやったらその選択に行き着くんだ。

あの親父ですら結婚はしなかったんだぞ!

しかもハンガリーってそういう意味じゃないだろ!

くそっ…! 僕はなんて普通なんだ…!

しかし、良い人なのは間違いないけど、出す結論が理解出来な過ぎていつも困惑したのを思い出しました。

「いやわかる。その不思議そうな顔の意味はわかる。懐かしいな、おい。でも俺もなんでこうなったのかわからないんだよぉぉ!」

…いやそこはすぐわかれよ。

ジャービス・コッカーみたいな顔してからに。


人生とは本当に不思議なものですね…。

墨色。

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