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「剣の無礼」

 自作「幽霊騎士は狂えない」の劇中のこと。由緒正しき決闘の礼法として、開始時に「剣の無礼……いざ」と互いに口上を述べています。
 これについて、以前に「互いに了解して決闘しようというのに〝無礼〟は変では?」的なコメントをもらいました。
 一理ある意見なので、改めて考えていたのですが、やはり、私としては〝どんなに礼節を尽くそうが了解を得ようが、戦いを起こし、命を奪い合うのだから、周囲に、人の営みに、世界に対して無礼だろう〟という結論に至りました。
 なので、作中では特に口上を修正していません。
 ただ、その辺の概念を作中では語っていないので、読んで違和感を感じる人はやはり居ると思います。かといって、変にウンチクをこねるのも興ざめな感じになってしまい、自然な形で読者に伝わる描写が浮かばなくて、微妙に悩んでいるところです。

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