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新作予告『北阿古霜帝国民族誌 人食いと鳥かごのザデュイラル』

 久しぶりにカクヨムでの活動を再開します。
 カクヨムコンには参加いたしません。

 人食いと共食いの特性を持つ有角人〝魔族〟の国を、若き文化人類学者の主人公が訪れる、カニバリズムと異文化交流の異世界ファンタジー。
 本編15万文字、12月より公開開始。作品自体は完成していますが、分割して更新していきます。

 日本から遠くかけ離れた異文化、カニバリズムと生け贄、異世界グルメ、モキュメンタリー、異なる世界でも現実の我々と同じく、懸命に日々を生きる人々のドラマ。
 とある少年たちの友情。
 決して手に入らない、一番欲しかったもの。
――間違っていないものに、人は抗えない。

 そうしたものが詰まった一編、なにか響くものがあれば、幸いです。

注意【レーティングについて】
●本作の人肉食は「合法下で合意のもと行われる架空の文化習俗」であり、現実の犯罪行為を推奨するものではありません。
●本作の主眼は猟奇描写ではなく、それのみを期待すると物足りない可能性があります。しかし、主題的に必要と判断した上で、ごく一部エピソードに殺人・人間の解体・人肉の調理および食事の詳細な描写を行います。該当エピソード公開時に明言しますので、自衛をお願いいたします。
●直接の猟奇描写がなくとも、本作は全編に渡って「人間が食肉目的で殺害される文化と社会」が表現されます。舞台設定に不快感・恐怖を覚える方には閲覧を推奨いたしかねます。
●また、人肉・人血(特に生)との接触はプリオン異常、各種肝炎、食中毒の原因になります。作中に登場する食人者はミラクルファンタジー免疫の持ち主に設定されているので、決して「人肉食は人体に安全」と示すものではないことご了承下さい。

※一部機種依存文字がMac・Windows7環境では表示されないことがあります。ご了承ください(iPhone、Androidでは表示されるようです)。

2件のコメント

  • 通りすがりに失礼します。
    人肉食ですが、大岡昇平氏の「野火」が参考になるかと思います。

    「野火」は太平洋戦争末期に日本の一兵卒が経験した極限の状況について書かれたもので、そのなかに、死んだ仲間の肉を食べる描写があります。
    たしか、「その脂はとても甘かった」「私が食べた中で最も美味しい」といった記述があったはずです。他にも、解体から料理までの描写やそこに至るまでの心境の変化と罪悪感、「正常」の不確かさについても書かれています。

    また、極限環境の悲惨さとそれを通じて感じた"神"の話もしているので、人間の倫理観、宗教感といったものへの理解を深めるのにも良いと思います。
    通りすがりに失礼しました。
  •  コメントありがとうございます! 『野火』お好きなんですか? あれは大変有名な作品ですものね。
     本作の執筆にあたり、何十冊もの資料を参照いたしました。解体の方法も料理も味も、様々な情報があり、取捨選択の果てに、あえての演出など行ったことご了承下さい。
     カニバリズムにご興味がおありでしたら、作品公開時には、ぜひご覧くださいませ。
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