「縁切り 短編」を含む小説

主婦の諒子はある日、夫が不倫をしていることに気づく。 夫への愛情はもうない。それに、息子も就職して家を出ている。不倫をしていると分かった以上、もう夫の世話をするのは嫌だと思った…

縁切り神社に行きたいのです

咲弥花（さやか）は、いつも上から目線で正論を言う双子の姉、風莉（かざり）が嫌いだった。それなのに姉は彼女を「守る」と言って消えてしまった――。 大学に進学した咲弥花が見た黒い子供…

婚約解消の話が婚約者の口から出たから改めて考えた。 彼と私はどうなるべきか。 彼の気持ちは私になく、私も彼に対して思う事は無くなった。お互いに惹かれていないならば、そして納得…

KAC2023参加作品。京都には不思議がまだまだ生きている。それも不意に現れる狭い裏路地の奥にはあやかしが息づいているのです。これはそんな不思議な裏路地の逸話を集めた短編シリーズ…

人との縁が切れまくる体質を持つ少年、切（せつ）。ある日彼に声をかけてきたのは、人との縁を結びまくってしまう体質の少女であった。彼女が切に依頼した要件とは… 小説を勉強し始めた…

＊カクヨムWeb小説短編賞2022 短編賞受賞作品 学校では陰湿ないじめに遭い、家には母親の連れてきたろくでなしの男がいる。 狸穴（まみあな）神社にある縁切り地蔵にお供えをする…

神無月。 神々が出雲へと出払っている中で、全国津々浦々の妖怪達が、ある場所に集まり、あーでも無いこーでも無いと喧喧諤諤の議論を交わしているのである。 その場所とは意外や意外。 …

恋人に浮気されたある女性は、夜の闇の中、縁切り屋と名乗る奇妙な老人と出会う。 すぐに恋人との縁を切ろうとした時。縁切り屋は、言う。 「その縁のおかげで、何事にも変えられない、大切…

離婚、転職、遺産争い、悪霊退散縁切り。 他者の力を借りてでも、いったんゴールを設定して、折り合いをつけてやらなければいけないときだってある。 半夏生潤はそんなとき、最適な弁護士だ…

私には、結婚を前提に付き合っていた彼氏がいた。 彼の両親への挨拶もすませ、結婚まで秒読みと思われたある日、彼氏に別れを告げられる。 「母さんに、成海とは合わないって言われたんだ」…

魔女のメアリは恋の相談を受け承る魔女である。訪れる悩み多き乙女は絶えない。だが今回やってきた客は言う。「愛しているから殺して欲しい」と……

人と人との縁を「切る」、そんな小さな神様の恋のお話。 『糸切り少女』2013年5月執筆。 「赤い、赤い糸が、私には見える。それをね、ぷっつん、って。たったそれだけ」 『呪い少女…