「短編怪談」を含む小説

私が、小学生だった時の話です。

A県東部域に広がるS岳。 登山初心者向けの優しい山である以外に、この山には県内随一の心霊スポットという側面がある。 忽然と姿を消す人々、山中各所で目撃される「白い集団」 霊峰S…

普段からあなたは、電車を利用してますか？ あなたにとって電車は、混んでるのが普通ですか？ それとも、ガラガラに空いているのが普通ですか？ 車内を注意深く観察したことは…あります…

理性とは、身体に宿っている

X(旧Twitter)にて毎日一話怪談を投稿する ”みっどないとだでぃ” の怪談をカクヨムに移植しました。Xよりも一気読みがしやすくなっています。最新話はX(＠mid_night…

何かが起こったらしい痕跡だけを書いていきます。

　生きている意味を感じない。でも死ぬ勇気はない。 　惰性的な人生を過ごすフリーター、八原理人(よはら まさと)は、駅前で「死想教室」のチラシを受け取り、無料体験講習を受けることに…

TOHOFMをキー局に全国各地で不定期放送中。ミイとユウの宵の越しラジオ。 皆さんの宵の憂鬱を吹き飛ばす案内人、MCミイです。この番組では、ハッピーなエピソード、日常の些細な悩み…

編集者の私が聞いたのは、とある映像制作会社が、請け負った葬儀場の撮影現場でおきた怪談話。 小説のネタになると思い、担当作家を連れだして現地に取材に出かけてみたものの……

　たまにすれ違う「アイツ」と、今日も遭遇してしまった「私」。「私」が、あなたではありませんように。

1000字以内で読める怪談を、毎回テーマを変えて5話セットでお届けいたします。 第2弾となる今回のテーマは「カメラ」、写真や映像にうつった怪異に焦点を当てています。 カメラは霊…

その女性は子どもの頃「入ってはいけない」と言われていた場所に、最近入ってみたという。 怪談朗読で活動されているVtuberの榊原夢さんの動画にて朗読していただきました。…

怪談が大好きな裏島 琴音（うらしま ことね）は、推しの怪談師である卒塔婆トシヲ（そとば としを）のライブを見に行った。舞台上で怪談を話す卒塔婆トシヲの横には見知らぬ女性が立ってい…

その「公園」に足を運んだ者は、何物かに取り憑かれる…… ホラー小説作家である私は、複数の知人から聞いた怪談話に共通して登場する「公園」に興味を惹かれて、調査を始めるのだった。

そういえばアレ、怖かったなあ……というオカルトな出来事。 思い出したら書きます。 自分はお化け見えません。霊感ありません。心スポ行きません。 実話故にオチもありません。 フィクシ…

「奇妙な話でした。くねくね、メリーさん、八尺様……有名な怪談ばかりです。でも、その怪談の怖さは、呪いや幽霊じゃなくて、チェーンソーで成り立っていたんです」 不幸や呪いに頼ってら…

深夜に無人の部屋から響いてくる低い歌。 どこにもつながっていない廊下を造った老人。 塞がれた子供部屋にあったもの。 壁の中から出てきたもの。 そして友人が育った、袋小路の家につい…

家々の庭には必ず石祠(せきし)が有り、“オコジンサマ”を祀っている。 そんな集落にやってきたのは、小説のために取材をしたいという自称作家。 村人が口々に言う“オコジンサマ”とはい…

視線を感じる。 鈴木智恵は最近自室で視線を感じていた。 気のせい？　疲れ？　それとも…… 相談した友人が言った言葉は、聞きたくない言葉だった。 事故物件…… 智恵は不動産屋に確…