「洗面台」を含む小説

いきなり女子になっちゃった高校生の「｜鴨志田 礼（かもしだ れい）」 ある日のこと下校時、礼はいつものようにいつものルートで家に帰っていた。 そしてお稲荷さんの横の石段を降りて…

　脱衣所で服を脱ぎながら、そういえばまだ歯を磨いていなかったことを思い出した。半裸のまま洗面台の前に立……

洗面台の下から出てきたビーズ。 思い出すのは親友のこと。 いつもキラキラして、眩しくて、私のことなんか見てないんじゃないかって、このなくしたビーズみたいに……。 昨今流行りの「…

※2023年7月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

　大阪の弐番地坂町ビルには様々なテナントが入っている。このビルはテナントにトイレが無い為、ビルの二階の鍵付きトイレにテナントから鍵を貰いトイレを借りるようになっている。女子トイレ…

発想元：元はお題「鏡」から展開しました。

幼い頃からの両親の虐待。小中でのいじめ。１６歳にしてホームレス。そんな女の子には、名前がなかった。 親に、名前を呼んでもらった記憶は無い。小学校でも、中学校でも、下駄箱には『ブス…

実話に基づく不思議な話。 小学校低学年のころ、リカちゃん人形でよく遊んでいた。その頃は特に不思議がってなかったけど、よくよく考えたらホラーだったな、っていう体験談、他いくつかの不…

「洗面台の赤い女」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか？復讐、怨念、悲嘆、慟哭、色々あると思います。 是非皆さんの脳内で、その「赤い女」の姿を思い浮かべながら読んでみ…

　深夜二時。 　薄暗い蛍光灯の明かりにぼんやりと映る鏡の中。 　鏡面越しに見つめて来るもう一人の自分。 　誰かいる。 　 　そう。 　自分にそっくりな誰かが。 　そう。 　…

　特にこれといった目標や生き甲斐も持たず、惰性のままに人生を消化する日々を送っていた大座葉成人(おおざは なひと)。自らの冴えない人生に辟易していた彼は、次第に、別人として生まれ…

あらすじ 　中年に差し掛かったフリーライターの利樹は、ヤクザのつてを使い、謎の殺し屋”梟《ふくろう》”に取材する機会を得る。待ち合わせ場所の銭湯、指定された洗面台の椅子で待つ利…

　ジョン・エドワーズは朝一番の冷たい水で顔を洗う事が日課の男だった。 　その日の朝も朝一番の冷たい、まだ眠りたいと愚図る瞼を一瞬で聞き分けが良くなる冷たい水で顔を洗い朝の身支度を…

　ある朝少年が洗面台に立つと、鏡に映るもう一人の自分がいた。 　自分に素直になれない、そんな人に読んでもらいたい物語です。 　本作品は、二年前に「小説家になろう」に投稿した「心…

6年ぶりに泉州地域へ引っ越して来た和泉信太(ｼﾝﾀ)は引越し初日､信太(ｼﾉﾀﾞ)森葛葉稲荷神社に参拝し､これからを祈願した｡その日の深夜､洗面台の鏡を見ると見知らぬ女性が背後に…

　曇天の上野動物園で起きる人間ドラマを書くオムニバス短編集です。全5話。 　第1話「パンダ・パンチ」 　とある真夏の昼下がり、上野駅公園口近くの野外カフェでコーヒーを飲んでいた…