「奇跡の代償」を含む小説

「私も……オグリット様が好きです。たとえ記憶が明日まで持ち越せなくても、私はまたオグリット様を好きになります！」 この日の出来事は、数ページ掛かったとしても、思い出を残しておかな…

病室で独り静かに死期を迎えようとしていた淳。まだ高校生の彼には早すぎる死を目前に、未練や生きたいという思いが押し寄せる。そんな彼のもとに奇跡が起きた。 一週間という余命と一度だ…

「いたいのいたいの、とんでけーっ」 その幼女が拙い詠唱を口にすればどんな難病重傷もたちどころに回復してしまう。 しかし悲しいかな、聖女は強すぎる“奇跡”の代償として発達に問題があ…

　僕はルナトシア魔導具用品店の店主です。僕の作った魔導具で生きている人の心残りがなくなるように。亡くなった方の心残りもなくせるように。最後の会話をしてもらう。けれども時間は３０分…

僕は元いた世界でトラックに撥ねられて死亡。そしてなんの奇跡か肉体と精神が次元を超えてしまい、この世界――具体的にはブレイブ公国という土地で生まれ変わってしてしまったらしい。 奇…

とても短い話なので読みやすいかと思いますが、暗めの話です。

一億円で、十年間時間を戻せる権利が販売されました！ 購入しますか？ 突然、スマホにそんなメールが送られてきた。 Fラン大学卒で、零細企業に就職した並川は、やりたくもない仕事を嫌々…

「あの子は決して悪い子じゃないんです」 「まあ、落ち着いてください」 「ただ、ちょっと自意識過剰で」 「そうなんですか」 「そうなんです。だから自分のことを”神の子”だなんて自称…

あらすじ： 　召喚した悪魔に命を願う『私』。しかし事態は明後日の方向へ――。 備考： 　Twitterで開催している「300字ss」に参加した際に書いた作品です。 　お題は【散…

願ったことが現実になる奇跡の力を持った少年。 しかし、その力には代償がともなう。 代償をおそれて人生に何も願わなくなってしまった少年の前に、ひとりの少女があらわれる。