「古書 シリアス」を含む小説

幼い頃に犯した罪への呵責から自虐的に生きている碧斗は、それによる失声症と性的不感症を抱えながら男娼を続けている。ある夜ふらりと店を訪れた久遠に抱かれ、そのやさしさに心揺さぶられた…

十八歳の女の子、レレムは旅の途中、一つの町を訪れた。そこで、人見知りで悩む花屋の一人娘ウェスタリアに出会う。紫の瞳を持つ少女に、レレムは不器用ながら自分なりの「優しさ」で接しよう…

●あらすじ 2034年、『三津木 航 (Mitsuki Ko)』は東京の中野ブロードウェイで小さなアンティークショップを営んでいた。彼女は古美術商であり歴史学者。危機管理コンサル…

島津 大樹が20歳になると父に連れられて、とある古書店に入る。 そこで父から家に代々伝わると言われる灰色の本を受け取った。 その本には、自分のこれからの未来が描かれていると言う。…

「ああっ、なんて麗しい装丁……す、スリスリしたい！」 交易都市ソレル大公の令嬢『小公女』リゼットは、『本の装丁好き変態公女』と呼ばれていた。 しかし――そんな不名誉な呼び名もな…

【第1章】 機械と魔術が共存する〈ヒノモト〉帝国――帝都カムイにあるヒノモト図書館に勤務する七瀬ミズキは、眉のあたりに大きな切り傷があり、隊服の上に派手な着物を上着代わりに羽織っ…

　第四次世界大戦後の人類の99.999999%は自らの肉体から『部位』と呼ばれる武器もしくは道具を切り離し自由自在に扱う能力を持っている。 　そんな世界で部位を切り離す力を持たな…