「ポンコツ探偵」を含む小説

「あたしに解けない謎なんて……ないんだよねッ！」 　そう息巻くのは七歳の小学生、七寸《しちずん》りずん。ボク、六家《ろくいえ》ワソトはそのりずんの助手をやっている。助手だと言え…

「犯人は、貴方だ！」 探偵らしく高らかと言い放った女探偵。 しかし、披露した名推理に皆さん納得いかないようで…？ 探偵行く所に事件あり。 これは彼女の事件の記録の物語である。

ルフモ連合国・ホランドのとあるビルの８階２号室に『情報屋バニー・ラビット』という情報屋がある。 そこを経営するのはウサ耳カチューシャをつけた銀髪幼女ネーヴェルだ。彼女の本名・年齢…

数年ぶりに会った僕の従妹の東雲遥香は、何かを拗らせているようだった。 やたらと堅苦しい喋り方、変に小難しく考えようとする癖、専門用語を使いたがる……。 そして、ミステリに目を輝か…

檜山進一郎は駆け出しの賞金稼ぎだ。 今日も賞金の掛けられた銀行立て籠もり犯を捕まえ、賞金首管理センターで換金してきた帰りなのだが、どうも釈然としない。 銀行に突入した衝撃で車はボ…

私･･･犯人 ポンコツ探偵･･･正木庄司（まさき・しょうじ）、３０代後半の探偵。天然パーマ。数多の事件を引きつける運を持ちながら、推理力は皆無。警察関係者からは「未解決事件製造機…

　雪山のペンションで俺は毒殺された。犯人は誰なのかさっぱり見当が付かない。そこでなぜか友人が張り切って推理をし始める。何でだよ！　おまえ探偵小説とか読んだこともないだろ！　見当外…

落石楽弥は探偵である。 彼が犯人を当てる方法、それは勘だ。馬鹿なと思うなかれ、彼は運に関しては誰にも負けない。推理自体はハチャメチャであるが、彼が指摘した者は必ず犯人である。 …

ある殺人現場に場違いな男がやってくる。 探偵と名乗ったその男は、常軌を逸していた。 非常識ともいえる推理力を使い、強引に事件の解決を試みる。 この男の推理は憤りと惨劇しか生み出…