「いろ 色」を含む小説

私は4歳まで別の街で暮らしていたようで、兄が私を訪ねて家出したのもその街からだった。 世界との接触を断とうとして。 兄だけで十分だった。 これは、「不由（ふゆ）」という小さな街を…

　とある町に住む少女、色野灯(いろのあかり)とその周りで巻き起こる様々な人達との日々を少しの魔法で彩る、人と人との繋がりを描く、ちょっとフシギなほのぼの日常魔法コメディ。

作田夢色（さくたゆめいろ）。 俺の名前だ。 「良い夢を描け」という親の方針でこの名前が決まった。 まあ良いか悪いかは置いてそんな俺には猛烈なブラコンの妹が居る。 一日３回はハグ。…

タイトル：ぬればいろのひんこく 白本英波はある日、不注意で冬木慧糸の砂時計を割ってしまう。すると代わりに用意された青い砂時計に、墨華と名付けられた、英波にだけ見える烏が魅せられ…

男子高校生が主人公のBL どんよりした日々から、ふんわり、薔薇色に一変する青春のちょっとしたお話

持病に統合失調症があります。 それとは別にみえるもの。 オーラというより、人それぞれの色、声の温度、感情に色、感情に空気と温度。 これらは共感覚というそうです。 研究結果で…

KAC2024第8回目追加お題 お題 「色」 800文字の短編です。 現代ファンタジーの不思議な目医者さん。 第7回目と続けて読んでね。

不遇な家庭と学校の往復。 それだけだった暗黒の青春。 でも、君が手を取ってくれたから。 君がいたから。 たったひとつの触れ合いが、わたしの日々を変えてくれた。 ガールミーツガール…

先天性色彩喪失症。私が生まれ持った病気、というか症候群。 色を感じることが出来なくなり、白黒の世界でしか物を見られなくなる症状。 でもあの人だけ、あの人の周りだけはいろ……だと思…

海岸線を自転車で走っていると、たまに思うこと。

<KAC2024「色」参加作> わたしの好きないろは『あかいろ』です。お父さんが作ってくれるのみもののいろだからです。

　KAC2024第7回お題「色」の参加作品です。 　妻と離婚しようとしている私。そもそも私と妻は正反対だった。 　異なる二つの色がもたらすのは……。 　「色」で思い付く要素を可…

　居酒屋で飲み物片手に談義を交わす或る大学生と友人の二人。 　時間も進み、大学生はふと漏らす。「どうして情欲なども“色”と呼ぶのか」と。 　友人も確かにと思う中、大学生はスマホで…

色落ちを、色落ちで解消を試みる人。

最強の勇者にして美少年歌手でもあるジュキエーレはある日、帝国の第二皇子エドモンから呼び出された。 ピンクのスティックという違和感しかない外見の魔道具を差し出され、 「これを使って…

姉は今日も絵を描いている。恋を示す絵ばかりを。

（はりといろ） 玻璃に色を写し、その色で言葉以上のものを伝えあうロトビ村に住むことになった、わたしの物語。

本作品は「小説家になろう」でも宙色紅葉（そらいろもみじ）という名前で投稿しています。 「後で洗い物する詐欺」を繰り返した彼氏を叱ったらケンカが勃発し、ぽこぽこと怒っていたものの、…

「旅草」とは、旅する人を草に喩えた言葉である。 危険に臆せず、自分を信じて未知なる世界に足を踏み入れる勇者のことを指す。 　長い髪をなびかせ、女性的な身形を好んで着る一風変わった…

　遥か昔、魔王や勇者がいたりいなかったりした…。 　そんな名残りがあり魔法が存在する世界。とある町に住む少女、色野灯(いろのあかり)とその周りで巻き起こる様々な人達との日々を少し…